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AI用語辞典(中高年にやさしい言葉で)

まずはこの3つから

用語はたくさんありますが、最初に押さえると安心なのは「生成AI」「ChatGPT」「プロンプト」の3つです。この3つが分かると、多くの記事や講座の入り口でつまずかなくなります。

まず押さえたいAI用語10選

生成AI(せいせいエーアイ)

生成AIとは、文章・画像・音声などを新しく作り出せるAIのことです。

これまでのコンピューターは「決まった計算をする」のが得意でしたが、生成AIは「文章を書く」「絵を描く」といった、人がやってきた作業を手伝えます。例えるなら、頼めば下書きを作ってくれる、とても物知りな新人アシスタントのような存在です。

ChatGPT(チャットジーピーティー)

ChatGPTとは、文章で質問すると、文章で答えてくれる代表的な生成AIサービスです。

OpenAIという会社が提供しています。使い方は、検索窓に打ち込む代わりに、相手に話しかけるように文章で頼むイメージです。「この文章を短くして」「メールの下書きを作って」のように、会話するだけで使えます。

プロンプト

プロンプトとは、AIにしてほしいことを伝える「指示文(お願いの文章)」のことです。

同じAIでも、頼み方が具体的だと、返ってくる答えの質が上がります。料理人に「おまかせ」と言うより、「薄味で、野菜を多めに」と伝えた方が望み通りになりやすいのと同じです。この頼み方のコツを学ぶことが、AI活用の中心になります。

LLM(エルエルエム/大規模言語モデル)

LLMとは、大量の文章を学習して、人間のような自然な文章を扱えるようにしたAIの「頭脳」にあたる仕組みです。

ChatGPTのような生成AIの中で動いている「言葉の専門家」と考えると分かりやすいです。たくさんの本を読んだ博識な人のように、言葉のパターンを覚えていて、それをもとに文章を組み立てます。

AIエージェント

AIエージェントとは、目的を伝えると、必要な作業を自分で順番に進めてくれるAIのことです。

ふつうの生成AIが「聞かれたことに1回答える」のに対し、AIエージェントは「旅行の計画を立てて」と頼むと、調べる・比べる・まとめるといった複数の作業を続けて行おうとします。指示すると段取りまで考えてくれる秘書のようなイメージです。

画像生成AI(がぞうせいせいエーアイ)

画像生成AIとは、文章で説明すると、その内容に合った画像を作ってくれるAIのことです。

「青空の下の桜並木」と言葉で伝えると、その絵を描いてくれます。絵心がなくても、チラシやイラストのたたき台を作れるのが利点です。注文した内容を絵にしてくれる似顔絵描きのような存在と考えると分かりやすいです。

ハルシネーション

ハルシネーションとは、AIが事実でないことを、もっともらしく言ってしまう現象のことです。

AIは「それらしい文章」を作るのが得意な反面、内容が必ず正しいとは限りません。自信たっぷりに間違えることもあります。人から聞いた話をうのみにせず確かめるのと同じで、AIの答えも大事な部分は自分で確認する習慣が安心につながります。

API(エーピーアイ)

APIとは、あるサービスの機能を、別のソフトやサービスから呼び出して使うための「窓口」のことです。

少し専門的な言葉ですが、例えるなら、お店の「受け渡しカウンター」です。ChatGPTのAPIを使うと、他のアプリの中からChatGPTの力を借りられます。初心者のうちは「裏でAI同士をつなぐ仕組み」とだけ知っておけば十分です。

コパイロット(Copilot)

コパイロットとは、作業をそばで手伝ってくれるAIの「副操縦士」のことです。

コパイロットは英語で「副操縦士」を意味します。文章作成や表計算などのソフトに組み込まれ、隣で提案や下書きを出してくれます。あなたが主役(操縦士)で、AIが横で支える助手、という関係をイメージすると分かりやすいです。

RAG(ラグ)

RAGとは、AIが答える前に、信頼できる資料を調べてから回答する仕組みのことです。

AIの記憶だけに頼ると前述のハルシネーション(事実でないことを言う現象)が起きやすいため、手元の資料や社内文書を参照させて、より正確に答えさせる工夫です。試験で「資料を見ながら答えてよい」状態を作ってあげるイメージに近いです。

もう少し知りたい人向けの10語

ここからは、記事や講座を読み進めるうちに出てくる言葉です。急いで覚える必要はありません。「そういう意味か」と眺めておくだけで十分です。

機械学習(きかいがくしゅう)

機械学習とは、AIがたくさんのデータから、自分で規則やパターンを見つけて賢くなっていく仕組みのことです。

人が一つひとつルールを教える代わりに、大量の例を見せて「自分で気づかせる」やり方です。たくさんの猫の写真を見るうちに猫を見分けられるようになる、というイメージに近いです。

ディープラーニング(深層学習)

ディープラーニングとは、機械学習をさらに発展させ、人の脳のような仕組みをまねて複雑なことを学べるようにした技術のことです。

今のAIブームを支えている土台の技術です。画像や言葉といった、これまで機械が苦手だった分野で力を発揮します。難しい理屈は分からなくても、「今のAIが賢くなった理由の一つ」と知っておけば十分です。

GPT(ジーピーティー)

GPTとは、ChatGPTの中心で文章を扱っているAIの型(かた)の名前です。

「GPT-4」などとバージョンの数字が上がるほど、扱える力が高まっていく傾向があります。ChatGPTという商品名の中で動いているエンジンの名前、と考えると分かりやすいです。

Gemini(ジェミニ)

Geminiとは、Google(グーグル)が提供している生成AIサービスのことです。

ChatGPTと同じように、文章で話しかけて使えます。生成AIはChatGPTだけではなく、GoogleのGeminiなど複数の会社が出しています。用途や好みで選べる、と知っておくと安心です。

マルチモーダル

マルチモーダルとは、文章だけでなく、画像・音声など複数の種類の情報をまとめて扱えることです。

例えば、写真を見せて「これは何?」と文章で質問できるようなAIがこれにあたります。目で見て・耳で聞いて・言葉で答える、と複数の力を合わせ持つイメージです。

トークン

トークンとは、AIが文章を処理するときに区切って数える「単位」のことです。

おおまかには文字数のようなもので、料金や一度に扱える文章の長さの目安になります。有料サービスで「トークン数」が出てきたら、「扱う文章の量のこと」と受け止めれば大丈夫です。

ファインチューニング

ファインチューニングとは、できあいのAIに追加で学習させ、特定の用途に合わせて調整することです。

既製服を自分の体型に合わせて仕立て直すのに似ています。初心者のうちは使う機会は少ないですが、「AIを自分好みに微調整する作業」とだけ知っておけば十分です。

ノーコード

ノーコードとは、プログラミング(コードを書くこと)をせずに、アプリやツールを作れる方法のことです。

中高年・非エンジニア向けの講座でよく出てくる言葉です。難しい専門知識がなくても、画面の操作だけでものづくりができるため、初心者にやさしい学び方として注目されています。

生成AIパスポート

生成AIパスポートとは、生成AIの基礎知識を問う民間の資格試験のことです。

一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)が実施しています。学習の目標や、身につけた知識の確認として受ける人がいます。取得が必須というわけではないので、「そういう資格もある」と知っておく程度で構いません。

プロンプトエンジニアリング

プロンプトエンジニアリングとは、AIへの指示文(プロンプト)を工夫して、より良い答えを引き出す技術・コツのことです。

前述の「プロンプト」の頼み方を磨くこと、と考えると分かりやすいです。多くの初心者向け講座が、この頼み方のコツを学ぶことを学習の中心に置いています。

用語の早見表

用語ひとことで言うと
生成AI文章や画像などを新しく作れるAI
ChatGPT文章で会話できる代表的な生成AI
プロンプトAIへの指示文(お願いの文章)
LLM自然な文章を扱うAIの頭脳の仕組み
AIエージェント作業を自分で順番に進めるAI
画像生成AI文章から画像を作るAI
ハルシネーションAIがもっともらしく間違える現象
API機能を外から呼び出す窓口
コパイロット作業を横で手伝うAIの副操縦士
RAG資料を調べてから答えさせる仕組み
機械学習データからパターンを学び賢くなる仕組み
ディープラーニング脳をまねて複雑なことを学ぶ技術
GPTChatGPTの中心で動く文章AIの型
GeminiGoogleが提供する生成AIサービス
マルチモーダル文章・画像・音声などをまとめて扱える
トークンAIが文章を数える単位(料金・長さの目安)
ファインチューニングAIを用途に合わせて追加調整すること
ノーコードコードを書かずに作れる方法
生成AIパスポート生成AIの基礎知識を問う民間資格
プロンプトエンジニアリング指示文を工夫し良い答えを引き出すコツ

よくある質問(FAQ)

Q. 用語を全部覚えないと、AIは学べませんか?
A. 覚える必要はありません。まずは「生成AI」「ChatGPT」「プロンプト」の3つだけ意味が分かれば十分です。残りは、記事や講座で出てきたときにこのページで見返す、辞書のような使い方で大丈夫です。
Q. 横文字(カタカナ語)が多くて、それだけで不安になります。
A. AIの世界は新しい言葉が多く、最初は誰でも戸惑います。言葉そのものより「何ができる道具か」を押さえれば実用上は困りません。初心者向けのスクールでは、こうした用語をその都度やさしく説明してくれるところもあります。
Q. AIの答えが間違っていないか心配です。どうすればよいですか?
A. AIは事実でないことをもっともらしく言う「ハルシネーション」が起きることがあります。便利な下書き役として使いつつ、料金や制度など大事な数字は、必ず公式など元の情報源で確認する習慣をつけると安心です。

次の一歩

※ 用語の解説は初心者向けにやさしくかみ砕いたものです。より正確な定義は各提供元の公式情報もあわせてご確認ください。